甲子園まつば眼科

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まぶた(眼瞼)の病気

Medical

ものもらい

まぶたの際に感染や炎症が起こる病気です。

原因と種類

まぶたの中のマイボーム腺で目が乾かないようにあぶらが作られており、あぶらはまぶたの際から分泌されています。
また、まぶたの際には汗の出口や毛穴があります。

・麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は細菌感染によりまぶたの際から腫れてきて、痛みや違和感を伴います。
・霰粒腫(さんりゅうしゅ)はまぶたの際のマイボーム腺開口部が目詰まりし、まぶたの中にしこりができます。感染を伴わない限り、痛くありません。

治療

麦粒腫では、細菌感染に対して抗生剤の点眼や内服を行います。

霰粒腫では、貯留物がまぶたの中に留まっている間は経過観察となります。
自然に改善することもありますが、半年~1年くらいかかります。

貯留物が大きな腫瘤となり、炎症が周囲に波及してきた場合はステロイド眼軟膏による薬物治療の適応となります。
病変が赤くなり皮膚が薄くなると、皮膚を守るために手術などの治療が必要です。

手術をご希望の場合には、ご希望の医療機関をご紹介させていただきます。

お子様の霰粒腫治療

痛みがない場合は、基本的に自然吸収を待ちます。
吸収に半年~1年くらいかかり、痕が残ることもあります。

多少の赤みを伴う場合は、ステロイド眼軟膏を処方して炎症を引かせます
※ステロイドによる眼圧上昇により緑内障を発症する危険性があるため、
1ヶ月以内で軟膏使用を中止してください。

最終的な手術の是非については親御さんのご判断となります。
小学生以下で手術をご希望の場合には局所麻酔での手術が難しく、全身麻酔が必要になります。
全身麻酔での手術対応が可能かについてはご希望の医療機関にご確認ください。

 

眼瞼けいれん

まぶたの周りの筋肉(眼輪筋)が無意識的に強く収縮する病気です。

原因

眼瞼けいれん、50~60 歳前後の女性に多く見られる原因不明の特発性のものと、睡眠薬や抗うつ薬などの向精神薬の服用で起こる薬剤性のもの、高齢者のパーキンソン病に合併する続発性のものがあります。

症状

眼瞼けいれんの症状には以下のものがあります。

  • 目がぴくぴくする
  • まぶしい
  • 目を閉じてしまう
  • 目が乾く
  • 目が痛い

ドライアイの症状と似ており、ドライアイの診断で経過をみられていることもあります。また、実際にドライアイを合併していることも多いです。
眼瞼けいれんは、時々発症するものと持続性のものがあり、自分の意志でコントロールできません。いったん発症すると自分で目を開けられなくなります。まぶたの開け閉めがうまくできないので、仕事や日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

治療

治療の第一選択は、ボトックスという薬剤をまぶたに注射します。ボトックスはA型ボツリヌス毒素という食中毒をおこす菌から精製した薬剤です。ボツリヌス治療は根治療法ではなく対症療法です。
ボトックス注射を行うと約80%の患者さんに効果が出ます。効果は注射2~3 日後から出現し、おおよそ2~3 ヵ月は持続します。ボツリヌス治療の効果が出すぎた場合には、まぶたが下がったり、目が締まりにくくなるなどの副作用が起こりますが、2~3ヶ月で改善します。

当院では、予約で眼瞼周囲へのボトックス注射を行います。

近視治療

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